歯ぎしり(ブラキシズム)とは?原因・対策・治療
「朝起きるとあごが疲れている」
「家族に“寝てる時ギリギリ音してたよ”って言われた」
「最近歯がしみることが多くなった」
「歯ぐきがやせてきた」
こんな経験、ありませんか?
それ、歯ぎしり(ブラキシズム)が原因かもしれません。
歯ぎしりは、無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、ギリギリこすり合わせてしまう癖のこと。
自分では気づきにくいですが、放っておくと 歯・あご・詰め物・被せ物・頭痛・肩こり など、思っている以上に体に負担をかけてしまいます。
- 歯ぎしりの原因
- 今日からできる対策
- 歯医者でできる治療
を、わかりやすく解説していきます。
歯ぎしりの主な原因|なぜ起こるの?
歯ぎしりの原因はひとつではありません。
いくつかが重なって起こることが多いです。
① ストレス・緊張
一番多い原因です。
仕事・育児・人間関係など、心の緊張が続くと、寝ている間にあごの筋肉が無意識に力んでしまいます。
「まじめ」「我慢強い」タイプの人ほど歯ぎしりしやすい傾向があります。
② 噛み合わせのズレ
- 被せ物が高い
- 歯並びの影響
- 昔の治療が合っていない
こうした小さな噛み合わせのズレでも、あごは違和感を感じて無意識に調整しようとします。
その結果、歯ぎしりにつながることがあります。
③ 日中の食いしばり癖(TCH)
実は、起きている時の癖も大きく関係します。
- スマホを見ている時
- パソコン作業中
- 集中している時
上下の歯がずっと触れていませんか?
本来、リラックスしている時は歯は軽く離れています。
この日中の食いしばり癖が、夜の歯ぎしりを強くしてしまうことが多いです。
④ 睡眠の質・生活習慣
- 寝不足
- 夜更かし
- アルコールの飲みすぎ
- 寝る前のスマホ
これらも歯ぎしりを悪化させる要因になります。
歯ぎしりを放置するとどうなる?
「音がするだけならいいや」
…実は、結構もったいないです。
- 歯がすり減る・欠ける
- 詰め物・被せ物が割れる
- 歯がしみる(知覚過敏)
- 顎関節症(口が開きにくい・痛い)
- 朝のあごのだるさ・頭痛・肩こり
- 歯の根にヒビが入ることも…
歯ぎしりは「歯の寿命を縮める静かなクセ」とも言われ、ダメージが少しずつ積み重なります。
今日からできる歯ぎしり対策(セルフケア)
① 日中の「歯を離す」意識
一番効果が出やすい対策です。
- スマホのロック画面に「歯を離す」とメモ
- パソコンに付箋を貼る
気づいた時に
「いま噛んでたな」とリセット
これを繰り返すだけで、夜の歯ぎしりも弱くなることがあります。
② 寝る前にあごをゆるめる
- ほっぺの周りの筋肉をマッサージ
- 口をゆっくり開け閉め
- 深呼吸を3回
③ 寝る前のスマホ時間を減らす
ブルーライト+情報過多は、脳を興奮させます。
寝る30分前だけでも画面オフにできると、歯ぎしりの軽減につながることがあります。
歯医者でできる歯ぎしりの治療
① マウスピース(ナイトガード)
一番よく行われる治療です。
- 歯が削れるのを防ぐ
- 被せ物を守る
- あごの負担を減らす
歯ぎしりを「止める」ものではなく、歯を守る道具と考えるとわかりやすいです。
② 噛み合わせの調整
被せ物が高い、噛み合わせが明らかにズレている場合は、
ほんの少し調整するだけで歯ぎしりが楽になることもあります。
③ 詰め物・被せ物の素材選び
歯ぎしりが強い方には、
割れにくい素材・欠けにくい設計を選ぶことで、トラブル予防につながります。
こんな症状があれば歯医者に相談してOK
- 朝、あごがだるい・痛い
- 歯がしみやすくなった
- 被せ物がよく外れる
- 家族に歯ぎしりを指摘された
- なんとなく歯が削れてきた気がする
「歯ぎしりかも?」と思った時点での相談が、
一番 歯を守れるタイミングです。
よくある質問(Q&A)
Q. マウスピースって違和感ない?
A. 最初は少し違和感がありますが、多くの方が1〜2週間ほどで慣れます。
Q. 一生つけないとダメ?
A. 歯ぎしりの強さや生活習慣が変われば、頻度を減らせることもあります。
Q. 市販のマウスピースじゃダメ?
A. 合っていないと逆にあごを痛めることがあるため、歯科医院での作製がおすすめです。
歯ぎしりは「気づいた今」がケアの始めどき
少しでも気になる方は、
お気軽にご相談ください。




















