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顎関節症の症状とは?放置するとどうなる?歯科医院でできる治療も解説

「口を開けると顎がカクッと鳴る」「朝起きると顎が痛い」「大きく口を開けられない」
このような症状に心当たりはありませんか?それは顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。

顎関節症は、歯科医院に来院される患者さんの中でも非常に多いお悩みのひとつです。
この記事では、顎関節症の代表的な症状を中心に、原因や放置するリスク、歯科医院で行う治療についてわかりやすく解説します。

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節(顎関節)やその周囲の筋肉に異常が起こることで、痛みや動かしにくさが生じる状態の総称です。
日本では成人の約2〜3人に1人が、軽度を含めると顎関節症の症状を経験しているともいわれています。
特に20〜40代の女性に多く見られますが、最近ではストレスや生活習慣の影響で、性別・年齢を問わず増加傾向にあります。

顎関節症の主な症状

顎関節症の主な症状を示した図解イラスト
① 顎の痛み

顎関節症の代表的な症状が顎の痛みです。
口を開け閉めするとき、食事中、会話中などに、耳の前あたりやこめかみ付近に痛みを感じることがあります。
初期は違和感程度でも、進行すると何もしていなくてもズキズキ痛むこともあります。

② 口が開きにくい・開けると痛い
顎関節症による口の開けづらさと顎の痛み

「指が縦に3本入らない」「大きく口を開けると引っかかる感じがする」といった症状も、顎関節症によく見られます。
これは顎関節の動きがスムーズでなくなっている状態で、日常生活や歯科治療にも支障をきたすことがあります。

③ 顎を動かすと音が鳴る

口を開けたときに「カクカク」「ポキッ」「ジャリジャリ」と音が鳴るのも、顎関節症の典型的な症状です。
音だけで痛みがない場合は軽症のこともありますが、音と痛みが同時に出ている場合は注意が必要です。

④ 頭痛・肩こり・首の痛み

顎関節症の症状は、顎だけにとどまりません。
顎の筋肉は首や肩の筋肉とも連動しているため、慢性的な頭痛や肩こり、首の痛みとして現れることもあります。
「マッサージに行っても改善しない肩こり」の原因が、実は顎関節症だったというケースも少なくありません。

⑤ 耳の違和感・めまい

顎関節は耳のすぐ前に位置しているため、

  • 耳が詰まった感じ
  • 耳鳴り
  • めまい

などの症状が出ることもあります。
耳鼻科で異常が見つからない場合、顎関節症が原因となっている可能性も考えられます。

顎関節症の原因とは?

顎関節症の原因はひとつではなく、複数の要因が重なって起こることが多いです。

  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 日常的に上下の歯が当たっている(歯牙接触癖:TCH)
  • 噛み合わせの乱れ
  • ストレス
  • 頬杖やうつぶせ寝などの生活習慣
  • 長時間のスマホ・PC操作

特に無意識の歯ぎしり・食いしばり・歯牙接触癖は、顎関節症の大きな原因となります。

歯ぎしりや食いしばりが顎関節症の原因になるイラスト

顎関節症を放置するとどうなる?

顎関節症の症状を放置すると、

  • 痛みが慢性化する
  • 口がほとんど開かなくなる
  • 食事や会話がつらくなる
  • 頭痛や肩こりが悪化する

など、生活の質(QOL)が大きく低下してしまう恐れがあります。
早期発見・早期治療が非常に重要です。

歯科医院で行う顎関節症の治療

歯科医院では、症状や原因に応じて以下のような治療を行います。

・マウスピース(スプリント)療法
歯ぎしり・食いしばりから顎を守り、顎関節や筋肉への負担を軽減します。

顎関節症治療に使用するマウスピース

・生活習慣・セルフケア指導
顎に負担をかけない姿勢や、簡単なストレッチ方法などもお伝えします。

・噛み合わせの調整
噛み合わせのズレを整えることで、顎への負担を減らします。

顎関節症の症状に気づいたら早めに歯科へ

顎関節症は、我慢すれば簡単に治まるものではありません。
症状が軽いうちに原因を追及、対処することで、治療期間や負担を最小限に抑えることができます。

「顎が痛い」「音が鳴る」「口が開きにくい」といった症状がある方は、ぜひ一度歯科医院へご相談ください。
当院では、患者さま一人ひとりの症状に合わせた顎関節症治療を行っております。
顎のお悩みでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。